遙か3with十六夜記もコンプしました!!
…えっと、全ハッピーエンドを見て、スチルが埋まった状態を私は「コンプ」と呼んでいます、バッドエンドは回収していません;
というわけで、今回もぼちぼち感想をアップしていきたいと思います。
ネタばれです。
将臣くん
以前少しだけプレイした段階で、一番気になる人でした。
コンプした結果、やはり一番好きでした。
もちろん、本人のルートも素晴らしいのですが、他人のルートに出て来なければ、ここまでは惚れなかったと思います。
特に好きな場面は、
・無印譲くんルートの「俺は、俺の大切なもののうち、3つを守る為、あなたを倒す」
・十六夜九郎さんルートの、腰越の陽動
・知盛ルート紀の川での、「そのことでは謝らないでくれ」
えー…、これではあんまりなので、本人のルートに戻ります(^-^;)
まず、私は発売当初、ネタばれを考慮せずにネットサーフィンをしていたり、少しプレイしたりで、正体は完全に知っている状態でした。
にもかかわらず、「いいじゃねえか。和議、結ぼうぜ」で初めて還内府の顔が出る場面は鳥肌が立ちましたね!
そしてやはり、戦場で初めて会って、刀を交えるシーンはうわあああ…!!となりますよね…!
それぞれ、自分が守るものが出来てしまった以上、お互いに譲れず、信じる道を進む決意をする。
しかし、こうなるともう、決別に近い。
荼吉尼天と清盛が大暴れし、恐らく全ルート一の被害が出ました。こうでもしないと、将望的ハッピーエンドを迎えられないのが、やるせないですよね…。
吉野の里で、戦を終わらせるためにできることをすると、誓い合った二人。
それなのに、いつも通り、福原攻めを止められなかった。
ストーリー的にドラマチックにならないのは分かっているのですが、ここでなんとしても和議を結びたかった。
一度和議のチャンスを逃したら、本当に勝敗を決するまで、戦は終わらない。
そして、両陣営とも、負けるわけにはいかない。
還内府と源氏の神子、どちらも、生かしておきながらの勝利は、考えられない。
戦いを避けるほどに、戦は長引く。
平家が逃げようとも、三種の神器を持っている限り、源氏は追う。
しかし、三種の神器を返してしまったら、帝を守るという大義は完全に失う…。
なんという、八方塞。
…この感じは好きですが、やはり、状況を打開するには、共通の敵と認識できるものを出現させるしかないですよね…。
ところで、年表的に、将臣くんが平家に拾われた時点で既に怨霊だったのは敦盛さんくらいで、他はまだ生きていたはずですよね…。
(メモリアルブックを読んでも、惟盛の正確な入水の時期が分からなかったのですが)
平家の中でも特に、惟盛との関係は見所だと思います!
惟盛は亡き父・重盛を慕っていたらしいのを、将臣くんは知っていて、「重盛に似ている」と言われ、屋敷に迎えられた自分に対し、複雑な思いを抱いていることにも気付いていた。
自分を良く思わない人間がいるのも当然だと、気にしない方針でいるうちに、惟盛は入水し、そして怨霊となった。
「俺も追い詰めた側の人間だ…」と言う将臣くん。
将臣くんを否定し続け、最期に「助けてください父上…!!」と叫びながら浄化される惟盛。
それを、辛さを態度に出さないようにしながら見送る将臣くん…。
後日談で六代について話しながら、生前の惟盛についても話していたり。
惟盛だけでもなく、同じように、何人も何人も、3年半の間に見送っているのですよね。
十六夜ルートは、清盛が将臣くんを思い出したシーンが一番ぐっと来ました。
本当の重盛は、浄土に行っただろう、できることなら我も重盛のもとへ…と、清盛自ら浄化を望んだことが、嬉しくて…。
遙かの清盛も、白河院の落胤設定のようなので、一門の血は引いていないが、誰よりも一門の為に尽くしたという点で、将臣くんと通じるところがありますよね。
清盛にとっても、重盛さんにとっても、将臣くんにとっても、救いとなる結果になったのだと思います。
まあ、九郎さん、弁慶さん、景時さん以外のルートでは誤魔化されていますけれど、三種の神器を回収できていないので、後々どうなったことやらとは思いますが…!
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