とりあえず、ネタバレ有りの感想をざっくり参ります!
遙かなる時空の中で2舞台、8日夜と、12日昼に行って参りました!
細かいレポは、また舞台ページに上げる予定ですので、ひとまず人物ごとの感想(8日ベース)を参ります!
○高倉花梨
改めて、苦労の多いヒロインだなぁ…と思いました。
ゲームでは、それでもくじけない強いというか、天然というか…な子ですが、今回は、迷ったり、悩んだりする子でした。
千歳に「貴女は何故京を救いたいの?」と聞かれ「元の世界に戻りたいから」と言ってしまったのが「皆の笑顔を見たいから。皆の苦しむ姿を見たくないから」に変わったところが、良かったです!
成り行きで神子になってしまった花梨が、自分の意志で「京を守りたい」と思ったとき、初めてその力を使えるようになるというのは、やはりいいですね。
写真で見たときは不安だった役者さんが、可愛くてスタイル良かった…。
○源頼忠
おいしかったですね!
8日のマルチEDが頼忠さんだったのですが、それがマルチEDだと一瞬気付かないという流れの自然さでした。
「龍神の神子を語る娘を斬れ」と命じられ、苦しげな表情を浮かべつつ、花梨のもとへ向かいつつ手紙を破る…。あああ…。
「命により、御命頂戴する!」
花梨を守ろうとする勝真さんと一騎打ちになるシーンが、見応えありました!
見つかったら殺されてもおかしくない中、四神解放へと向かう花梨に、「八葉として、お守り致します」とひざまずくところが!かっこいいんですって!!
事が済んで、勝真さんとイサト君が花梨を取り合っている時に、仲裁と見せ掛けて割り込んだり(笑)、可愛らしい姿も見られて大満足です!
○平勝真
前髪を分けていましたが、違和感はありませんし、むしろ正解だったと思います。
美人だし、腕の筋肉は素晴らしいし、…なのに、深苑君に、上手く使われてる感じが何とも言えず微笑ましかったですv
弓をどうするかなー?と思っていましたが、ちゃんとかっこよく取り入れられていましたし、珍しい太刀での殺陣もたくさんあり、おいしかったです。
とは言え、頼忠さんに、「やめておけ。その程度の腕では私に勝てぬ」などと言われています…苦手武器のシーンが多くて、可哀相ではありました…;
花梨ちゃんのことを神子とはなかなか認めてくれませんが、なんだかんだずっと味方でいてくれて、なんだかんだ優しかったです!勝真さん素敵だ!!
○イサト
首元に巻いている布のボリュームがパンフより抑えられていたのは、殺陣等で邪魔になるからなのでしょうね。
後ろ髪を、左肩から前に垂らしていたのがかわいかったですv
錫杖の殺陣を楽しみにしていましたが、やはりいいですね!かっこよかった!
今回、あんまりにツンツンで、ゲームファーストプレイを思い出しました。帝側からで、イサト君と仲良くなれず…だったので(^_^;)
イサト君のある一面がきっちり描かれていたのですが、観ていて辛かったです。
その分、頼忠さん、勝真さんと花梨ちゃんを取り合うラストシーンが一層可愛く感じましたv
○彰紋
可愛かったし、上流階級!という雰囲気が出ていました。
滑舌悪めな印象はありましたが、彰紋君ならOKな気がします。
殺陣は、鷹通さんの流れを汲んで、袖を抑えながらでした。
…って、思い返すと東宮なのに殺陣多かったな…。
そして、自分の行動一つが周りに与える影響が大きく、いつもお付きの人が張り付いていて、東宮って大変だな…と改めて思いました。
○藤原幸鷹
あんなにおかっぱの似合う男性がいるとは…。
写真で見ていたよりもナチュラルな髪型になっていましたし、美人さんでした。
刀が普通の長いものになったこともあり、殺陣がかなりがっつりありました。かっこいいのですv
至極全うな常識人の分、突然現れた怪しい奴としか見えない花梨の味方にはなかなかなってくれませんが、院と帝の間で戦になりそうな中、院の御所にやって来た地の八葉、そして花梨のために、退路を確保し、共に行くシーンがよかったです!!
○翡翠
声が素敵です。
友雅さんと違い、ひらりと走る姿が印象的でした。
流星錘はどうするのかと思っていましたが、ちゃんと使っていましたよ!
幸鷹さん相手に、花梨ちゃんを人質にとるのですが、幸鷹さんも八葉か!?と確かめたい花梨ちゃんが「あの…ちょっとこれいいですか?」と言うと放してあげる翡翠さんでした。
ずっと姫君こと花梨ちゃんの味方をしていて、楽しんでるだけだとしても、好感度が上がってしまった…(笑)
○源泉水
自信なさ気で若干縮こまったような姿勢が、非常に泉水さんらしかったです(笑)
彰紋君との行動が多く、前半東宮様に守られてる感じでしたが、後半数珠で戦っていて、なかなかかっこよかったです!
ここぞ泉水の名シーンだ!というものは私的には見当たらないのですが、頭の良さそうな発言の大部分は泉水さんのものだったりします。「それこそが鬼の狙いなのです」的な…。実は、幸鷹さん以上に冷静な判断力をお持ちでは。凄い。
○安倍泰継
第一声を聞いて、「声高い!」と思いましたが、観ていくと違和感はありませんでした。
「龍神の神子が現れ、迷いがあらば封印を解け。ただし、舞台化に限る。」という先代私記に従い、式の封印を解きます。
が、彼らが従うのはあくまで先代。
力を量るために斬り掛かられたり、遊ばれたりしています。
惨魏に言わされた、
「いらっしゃいませ」
「生一丁」
「はい、喜んで」
のぼそぼそっぷりが可愛かったですv
その後惨魏に「泰継ちゃん」と呼ばれるようになってしまいますし(笑)
○藤原紫&深苑
見事な双子っぷりです!
身長もいい感じですし、喋り方がかなり原作に忠実です。かわいい!
二人して勝真さんを上手ーく使っているのがおかしかったです。
「何と思いやりのないことだ。我らはあのような大人にならぬよう、心せねばな」
「神子をお守りするのが八葉の役目ですわ」
「京を守るのが京職の役目であろう」
「紫、こうなっては検非違使に頼もう」
…(笑)
○平千歳
凛とした千歳でした!
花梨ちゃんの項目と被りますが、「あなたは何故京を守りたいの?」と問いかけるくだりが好きです。
…ゲームで千歳ルートに入ったことのない私にとって、初めて花梨ちゃんと話そうとする千歳を見たため、より好感度が上がったのですね…。
ちなみに、花梨ちゃんが「千歳ちゃん」と呼んでいるのが、かわいくて好きでした。
○アクラム
さすが、動きの一つ一つが様になっていて美しい!
そして、あのタイミングで現われて、ああいう言葉をかけられたら、誰だってよろめきますよ。ええ。
最終的には、龍神の力で五行の流れの中に戻るのですが、途中で亡霊だと分かるシーンはありましたっけ…?というところだけが気になります。
○シリン
この人、いつも物語中盤までは嫌いで、終盤で好きになるのですよね、シリーズ・媒体問わずに…。
今回もそうでした。
ラストシーンはオリジナル色が強く、「私もお館様のもとに…お願い、龍神の神子」と頼んで、神子の力で消えてゆきます。その間際に、滅びへ向かう原因が人の心であり、穢れた感情で埋め尽くされたときに鬼が蘇る…的なことを言っていて、かなり重要な台詞を連発していました。
ところで、前作よりも髪形が似合っていて好きです。衣装は、さらにセクシー系ですが、意外と見えないようになっていて、安心しました(笑)
それと、剣舞が、とてもかっこよかったです!そして、殺陣強い!!
○邪香妃&惨魏
今回も良い味出してました。
「そういえば、禍虫はどうした?」「そのネタ、前作を観た人にしか分からないよね?」
そして、衣装やメイクもパワーアップし、本当にかっこよくなってしまい、良いのか!?という感じです。
また、邪香妃がアイス好きで、アイスに釣られて2度も状況説明させられていたのがかわいかったです。
親切設計の話になりますし、やはり舞台版遙かには欠かせない存在です。
そして、泰継さんが先代コンプレックスなのを見ていて、最後には「我らの役目は終わった。あの者は自分の力に見合った心、つまり自信を手に入れ、守るべきものを得た」と去って行きます。なんだかんだ優しい…。
とにかく、またまたぴったりなキャスト陣で、とてもよかったです!!