以下、かなり端折ったはずなのに長くなってしまったレポです!思いっきり誠治郎さんばかり追っています(笑)
超絶ネタバレです!!
開演前、パンフレットを眺めながら「思い切った写真載せるなぁ~」と思っていると、周りの席の人が皆後ろを向いていることに気づきます。何だろうと振り向くと、イケメンな男性がティッシュを配っています。
でも、「「誰?」」。
二人して、分からないという(汗)
今回キャストが28人もいるため覚えきれず、キャストなのか関係者なのかすら…。
その後も、数人ずつ出たり入ったりを繰り返し、やはりキャストだな、と思いはじめたころ、アイルさんを発見し、確信しました。
分からない人が多いながらも、とりあえず見ることにしていたら、まなみちゃんに後方から軽く叩かれました。もう一度、近くに来ていた3人組に目を遣ると、「あ、誠治郎さんだ!」
気づいていませんでした。
ファン失格かも知れない…。
お客さんの波に飲まれて、一緒に歩いていた人とはぐれかけ、「待って~!」と言っているナリさんが可愛かったですv
開演時間になり、暗転すると、先程のティッシュ配りの人やビラ配りの人が舞台に上り、そのまま演技に突入しました。
やはり、そういう演出でしたか…。
舞台のオーディションに向け準備を行っていたが、スポンサーが降りた為、公演中止が決定した。しかし、連絡がつかずにオーディションに集まってしまった者達は、ギャラは要らないから、と自主公演をすることにした――。
一幕が稽古編、二幕が本番編といった作りでした。
舞台の中の舞台は、戦国時代だった為、二幕は登場人物がほぼ着物だったのが、嬉しかったですv
ところで、私は個人的に、誠治郎さんは髭無しの方が好きなので、数日前ブログを見た時は、若干残念に思ったのですが…今回は、髭有りで良かった!と思いました。
誠治郎さんが演じたのは、北寄崎という、オーディションに応募した、博打打ちです。
一幕のつくりは、舞台の上演が決定した後、稽古風景に人間関係の変化を乗せ、その合間に、一人ずつスポットライトが当たり、自己紹介をするというものでした。
「博打よりも生きている実感ができるものがある…らしい。それが舞台に立つことだと聞いた」
この時に、その人物の過去や、今までの日常の再現があるのですが、脇役も全て主要キャストが演じています。その際、脇役は、どのような人かを表すかつら等の最低限の小物以外は、黒ずくめの衣装という演出が、とても良かったです。
それにしても、早着替えが凄かった…。26人(2人はwキャストなので、それぞれの公演で出ているのは26人)で300役だそうですよ!
舞台での担当は、誠治郎さん、ナリさん、アイルさんは3人とも殺陣でした。
舞台の中の舞台の粗筋は省きますが、悪役についている殺し屋だか忍びだか的な役所だったのが、新鮮でした。そして、今まで観た誠治郎さんの殺陣の中で一番好みだった気がします。悪役なので、容赦なく殺すつもりで刀を振るっているため、普段より更にスピーディーで、手が多かったのではないかと思います。
そういえば、ナリさんは、バスケ一筋だったが膝を壊して選手生命を断たれた合田という人の役だったのですが…
殺陣やっちゃ駄目ですよね…!?
誠治郎さん達から離れます。
オーディションに集まった人の中に、相模大野の駅前で踊っているストリートダンサー「阿修羅」という3人組がいましたが、過去話で、
「こんな田舎じゃ駄目だよ。もっと町田とか新百合ヶ丘とか…」
「そろそろ神奈川を出てもいいんじゃないかな…」
という会話が有りまして。町田は東京だ!と突っ込みたいわけではなく。
その3駅、毎日通ってます…!
赤坂で公演を行っているのに、こんなにピンとくる地名が聞けるとは。しかし、分からない方もいらっしゃるのでは…?
それにしても、北寄崎に舞台を勧めた人は、どういう経緯あるいは思惑があったのか…と思っていたのですが、実は北寄崎自身、天才子役と言われていた時期があったようです。一体何があって、あのように華麗な(?)転職を遂げたのか…。
話の流れも良かったですし、随所に散りばめられたネタが面白いですし、何と言っても、迫力の殺陣とダンスのクオリティーの高さ!!
これなら、あのチケット代(敢えて書きませんが、高い…)も惜しくはない、と思えました。
「心ごと脱げ!」と言うのは、心の殻を脱げ的なニュアンスなのだと思います。
忘れていた気持ちを思い出したり、自分の本心と向き合ったり、やりがいを見出したり…。
まあ、一幕ラストは、心ごと脱げなのか何なのか、ガチでやってしまっていまして、照明の点いた一瞬驚き過ぎで誠治郎さんを探すことすらできませんでしたが。。。
メッセージもありつつ、全体的にはコメディーも多く、何といっても「観て」楽しい作品でした!!
劇場での予約も踏み止まったし、当日券でリピートしたいのも我慢してるけど、通販開始したらうっかりDVD買っちゃいそうで怖い←