私の独断と偏見で捉えると、ロミオを通したブイオの話のように思えました。
…正直、ブイオのことの方が印象に残っていたりします。
ブイオ
かつて、光を纏った青年でした。しかし、ジュリエットを失ったと思い込み、悲しみと絶望から、悪魔と契約を結んでしまいます。
…恐らくブイオは、特別弱かった訳ではないのでしょうね。絶望というものが、人の人生を狂わせてしまうんだな…と。
そして、ほとんど全てを失ったブイオを救ったのは、唯一残っていたもの、ジュリエットへの想いなのですよね。とにかく、ジュリエットの魂を見つけ、本来の「ロミオ」に戻れて、本当に良かった…。
パリスに立ち向かうシーンが、最高にかっこよかったです!敵っぽく登場するけれど、本当はいいやつ、というキャラには弱いです。ブイオ好きです…!!
ティボルト
この人も、ジュリエットが好きです。義理の兄なので、表面には出せませんが…。
父がパリスと話しているのを聞いて、父を殺してしまったと言いますが、恐らくキャプレット氏を証拠隠滅のために始末しようとしたパリスに利用したのでしょう。そして、術にかからない上に、勘が良さそうで危険と判断されたのでは…と。
ジュリエットがロミオを選ぶと知りながら、ジュリエットを助けるためにロミオに加勢するのが、かっこよく、そして切なかったです…。
マキューシオ
冒頭で「ロミオがいないと何もできないくせに」と言われるような人ですが、終盤で、ティボルトに脅されたとは言え、一人でロミオ救出に行く変化が良いです!
悪魔との契約は、やっちゃった…と思いましたが、それがなければロミオも助けられなかったんでしょうね…。悲しいけれど、仲間を救出するために自分を犠牲にしてしまうキャラには、めっぽう弱い私です。
ところで、契約の見返りは視力だと思っていたのですが、寿里さんのブログを見て眼球だったと知り、ぞっとしました…。
ロミオ
光を纏う青年…と言いますが、設定年齢は何歳くらいでしょうか?
明るく、優しく、真っ直ぐな、本当に闇を感じさせない人です。その真っ白なオーラが、かなり若く見せていて、つい前回書いた分の感想で、「少年」なんて単語を出してしまいました。
こういうキャラは、見ていて気持ち良いです。爽やか!
ジャン
まさかのジュリエットですよ。キーパーソンだとは思っていましたが、あまりにも予想外でした。
ブイオに気づかれるまで、ジュリエットの記憶は眠っているのですが、無意識にブイオ…ロミオの傍に居ようとしていたのが…!
そして、最期が切な過ぎますが、それでも、再会できて良かった…。
メフィスト&ベールゼブブ
一言で言うと、邪香妃&惨魏。
クールなメフィストと、陽気でハイテンション、ちょっと抜けてるベールゼブブが絶妙なバランスで、最高におもしろかったです!悪魔ですが、和む二人組でした。
ベールゼブブの大食い要素が無いのでは?と思っていましたが、よく見ると会話中にドーナツを食べていたりしたよう。見えなかったなぁ…。
パリス
初めから、漠然と胡散臭いと思っていましたが、黒幕でした。権力を得るために、多くの乙女を生贄とし、自分は何一つ失わずに悪魔の力を得ていました。
ロミオとの戦いの間に、彼と契約していた悪魔・ルシファーに見捨てられたのは、ロミオの光が関係しているのか、生贄が尽きたからなのか…。
一気に力を使いすぎて、見返りが追いつかなくなったといったところですかね…。
あとは、ルシファーに飽きられたようにも思えます。
数々の悪行があり、犠牲になった人は数知れずな人物であること以上に、胡散臭い笑顔が嫌いでした。
が。
最後ヘタレになってしまったら、許したくなってしまいました…。
許すことは大事ではありますが、若干自分の心に恐怖を覚えました…。
…以上、一言言いたい人物のみ、感想を書かせていただきました!
ロミオは確かに若いイメージあるよね。個人的には22、3くらいのお兄さんを希望^ ^*。「これが最後の恋だぁぁ!!」がお気に入り((笑