2月27日に、スタジオライフの「OZ」を観ました!泉水さん役の松村さんの劇団で、他にも彰紋君役の植田さんも出演されてます。
が、実は今回は、原作の大ファンというのが観に行った最大の理由です。
「OZ」は再再演で、2005年の再演も観に行きました。当時とヒロインのフィリシア役の方が同じなのに驚きましたが、実は初演から同じらしいです…!
因みに、女性含め、全員男性が演じます。
なのに、フィリシアの可愛さが半端なく、よっぽどクリアファイルを買ってしまおうかと思った程でした(パンフと缶バッジだけで踏み止まりました)。
続きから、レポに参ります!
さて、感想に入る前に、ざっくり粗筋を書きます。
舞台は、第三次世界大戦後の荒廃した地球上。どこかに、戦いも餓えもない理想の科学都市「OZ」があるという伝説があった。
主人公ムトーは、ランクAの傭兵で、仕事の一環として、天才少女フィリシアの警護をしていた。
ある日、サイバノイドという精巧なロボット「1019(テン・ナインティーン)」がフィリシアを迎える使者としてやって来る。彼は、OZに居るという、フィリシアの兄、リオンに遣わされたのだった。
OZに向かうという19とフィリシアに、ムトーは契約を破って同行することに…。
「結局俺も見てみたいのさ、その幻の都・OZを――」
(中略)
長くなりそうなので、ここからは本当にざっくり行きます(^^;)。核心を、身も蓋もない表現で書くので、一応反転します。
実はリオンは超危険人物で、地球を破壊できる人工衛星のスイッチは握ってるわ、永遠に子供の姿のまま生き続ける計画を立ててるわなので、ムトーたちはリオンを抹殺すべく動くことに。
OZの科学者とタッグを組むも、その科学者は、OZをこの世から抹消する時限爆弾をセット。
フィリシアを逃がし、リオンは死んだが、ムトーは瀕死の傷を負っている。
それを19が助け、フィリシアのみ開けることができるような場所に保護し、自らは爆発の中へ…。
…とまあ、感動も吹っ飛ぶ粗筋ですが、こんな話です汗
再演とキャストもほとんど代わっていますし、演出や舞台も色々と変わっていました。
見た目は、原作に忠実な人から、オリジナル色の強い人まで様々でした。個人的に、額出しのネイトと、眼帯のスカイルズと、黒髪リオンが好きでした。まあ、19とリオンが似ている設定は吹っ飛んでいますが(^^;)
ムトーは、完璧に原作通りで、とってもかっこよかったです(≧∨≦)
19より背が低いのがポイント!
19は、ウィッグをサラサラにしてほしかったな…というのはありますが、衣装は好きでした。再演からお馴染みの、赤いストールと、原作的なビラビラの布を両方纏っていたのが嬉しいです。
松村さんピーターは帽子を被っていたので、遙かファンとしては顔をもっと見たかったのですが、似合っていました。
子供リオン(植田さん)は美少年なだけに、禍々しさ倍増ですね~。
笑い所ではないはずなのに笑ってしまったのは、19が初めて「パメラ」の人格で出るときの、女性らしいというか、セクシーなポーズをとっていたシーンです(汗
19や24は、初登場の際非常に棒読みなのですが、徐々に滑らかに話すようになり、どんどん人間くさい動きになるのが見事でした。
そして、後半はもう、目の奥がずっと熱かったですねー…。
まずネイトの最期ですよ。一見幸せそうな顔で24と並んで客席に背を向けて、しかしその右手には爆発物が光っていて…。うわぁぁぁん。。。
そして、ラストの麦畑の演出は反則です。はい。
麦畑自体は出ると思っていたのですが、始め横長の六角形のフレーム内に出て、それがじわじわと広がって行くのですよ。麦が風にそよぐのですよ。…泣きますって!!
他にも好きなシーンを挙げるとキリがないのですが、今回はこの辺りにしておきます。本当に良かったです!