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2025/02/23 11:16 |
BARAGA-鬼ki-

BARAGA-鬼ki-感想です!!お待たせいたしました…って、もう少しで1か月経過ですね…!月日が経つのは早い…。

今回は、主に人物別に書いてみました。
ネタバレ全開なのに、反転していません。ご注意ください!!
 

・土方さん
かっこいいです!!
クールなのに、真面目な顔して面白いです。
観ているうちに、クールに振る舞っているけれども、本当は熱い熱い人なのが分かります。

新撰組が直参になれるとお紋から聞いた時の喜びようは、本当に凄く、
近藤「歳さーん!!」
土方「近藤さん!!」
カラフルなかわいらしい照明と、陽気なBGM。手を取り合ってくるくると回りだす二人。
勢いに乗って、近藤さんが土方さんをお姫様だっこし、尚も回る…。
微笑ましいです。めちゃくちゃ嬉しそうでかわいいです。でも、お紋がいることを思い出して元の体勢に戻ります(笑)。
その後、お紋の話の続きを聞いているときに、ふつふつと喜びが沸きあがってきて、再び
「歳さーん!!」「近藤さん!!」
手を取り合ってくるくると回り、土方さんを持ち上げ…ようとしたところで正気に戻り、すとん、と降ろすところがまた(笑)。
ゲンゴロウさんって、よくお姫様だっこされている気がします…。

土方さんは、鳥羽伏見の方へ行くときに、洋装に着替えています。これがまた、かっこいいのですよ。
しかし!!函館で最後に登場した時に、隊服姿だったのです!!
煙が立ち込める薄暗い舞台に、おもむろに登場する土方さんの迫力に圧倒され、鳥肌が立ちました!!一度洋装になるのは、ここのシーンのためでは!?というくらい、良かったです!!
そして、敵に対して名乗るときに、「新撰組副長、土方歳三」と言うのです。新撰組はほとんど形を残していなくとも、最後まで新撰組副長であり続ける土方さん、最高にかっこいいです!!


・斎藤さん
一人だけ髪が長いのは、地毛の長さが影響しているのでしょうか?あの髪形が好きすぎます。

隠密として、伊東派について一旦新撰組を離れるのですが、台詞をよく聞いていると、「伊東についていく」という意味にも聞こえるけれど、実際には全く嘘をついていないのが、見事です。
隊を出る時、残る隊士に向かって「あの人の生きざまを見届けようと思っています」
伊東が、自分の信念を貫いて新撰組を裏切る行為をする時に、「私も、私の信念を貫きます」
あと、お嬢に一ちゃんと呼ばれていたり、意外とお茶目なところもあって大好きです。


・沖田さん
私が今まで見てきた新撰組ものの中でも珍しい、一人称「俺」の沖田さん。今回はそれも合っていたと思います。

明るく、子ども好きで、誰からでも好かれるタイプの人が、徐々に病魔に蝕まれていくのが悲しいですよね…。
特に、隊を離れて療養中、たまには体を動かしたいと、木刀を受け取った時、すぐに地面に木刀をついて「木刀って、こんなに重かったっけ…」と言うシーンが…。

ところで、後日ブログを見て驚いたのですが、沖田さんは、喀血シーンで血糊を吐いていたのですね!見えませんでした。DVDが出たら、是非チェックしたいです。

衝撃…いや、笑劇的だったのは、桂さんを探しているときに、本人だとは知らず桂さんの人相書きを桂さんに見せるシーン(笑)。もちろん、リョウスキー画伯の作品。


・近藤さん
一見ただの天然ボケですが、穏やかで器の大きい人です。
伊東が近藤さんに養子を迎えることを勧めたのは、自分の息のかかった者を送り込むためと気づいた土方さんが、それを阻止するためにその場にいた弥太を養子だと偽って伊東を諦めさせるシーンでは、「俺の養子…か?」と、力いっぱい戸惑いつつそういうことにしておき、去り際に「最近物忘れが激しくて…」とぼやいています。
これは、実はすべて承知の上で、隊士たちに合わせているだけだ、と土方さんが言ったときは、そうだったのか!と局長株が上がりました。
おそらく、伊東の陰謀にも気づいていたけれども、まだ何もしていない伊東と局長が真っ向から反発するわけにいかなかったのでしょうね…。


・永倉さん
初登場時、女性に振られたばかりです。原田さんに「女はこの世に五万といるだろう!」と、なんとか落ち着かせようとしているときに、まさかの「武士は二君に仕えず」発言!原田さんに「何も君主変えろとか言ってないから!!」と突っ込まれます。
お嬢が永倉さんの財布を掏った直後、「待たれよ」とお嬢を呼び止めるので、気づいたのか!?と思いきや…「結婚してください!!」。一目惚れかよ!!
原田「お前危ないから!!しかも、たった今二君に仕えずなんて言ってたばっかりだろ!!」

こんな永倉さんですが、剣豪ですし、結構頭も良さそうです。とりあえず、一人称の「私」と、髭が意外でした。


・原田さん
いつも永倉さんと一緒にいる人で、いい感じにおもしろコンビです。バサバサと立った髪が、若干「風/光/る」(新撰組ものの少女漫画)を思い出します。

私は基本刀好きですが、槍もいいですよね。槍もかっこいいです!!


・伊東
啓介さんのオールバックが好きです。
だいぶ悪役寄りですが、本気で日本を救おうとし、自分の正しいと思う道を進む人なので、嫌いではありません。
平助とコンビで、ちょいちょいお笑いシーンがあります。
伊東がこの国の行く末について語っていると、
平助「先生!!…もはやついてゆけません…」
伊東「諦めるな。ここが分かるどうかで、この先が面白くなるか、退屈になるかが決まるのだぞ。…特に、『歴史ってちょっと苦手』っていう、お客さんにとってはな」(くるりと客席を見る)
平助「お客さん?」(くるり)「ああ、入ってる入ってる」
伊東&平助「ご来場ありがとうございます」(ぺこり)
…というシーンが特にお気に入り。ちなみに、「ご来場~」のセリフは、25日にはなく、26日のみだったと思います。


・平助
伊東に懐いている様子がかわいいです!そして、伊東が一人で出かけたいと言った時の寂しそうな様子も、かわいいです。

私は今まで、春見さんは殺陣衆でしか見たことがなかったのですが、演技も問題なく上手いんですよ。これは、むしろ殺陣のできる人が貴重で手放せないのでは?と思いました。

パンフに載っていた対談で、「(初めて役をもらって)喜びも大きい?」と聞かれ、「いや…変わらず頑張るだけです」と答えていた春見さんがかっこいいと思いました。


・大久保
お嬢に掏られたときの財布の中身は、小銭1枚と領収書、期限切れのツ/タ/ヤのカードのみでした。
薩摩弁のようでいて、そうでもない、面白い口調の人です。ですが、お紋と話していて方言が炸裂しすぎ、「何を言っているのか分からない」と言われたら、標準語で言い直していました(笑)標準語で喋れるのかい!!

他にもいろいろとおもしろキャラですが、悪役ですね~。あの、伊東を利用していますし、だいぶズル賢いタイプです。…ところで、英司さんはやたらと悪役率が高くありませんか…?


・桂さん
一番初めのシーンで、京に火を放とうとする過激な長州藩士を止めるシーンは、ハナレウシと被っているあたりで、楽しかったです。

今回は敵方ですが、桂さんは、敵・味方問わずに、客観的に見ることができる人ですし、全く悪役にはなっていませんでした。
流石タッキーさん、殺陣は凄くかっこよかったのですが、禍虫に引き続き藁を被っているシーンが多かったです…。普通に着物を着ていたのは、本当に始めのみ、中ごろは乞食に変装、後半で洋装…という感じでした。
そして、相手の太刀筋を分析する台詞がまたあったのが、嬉しいです!桂さん再び!!という感じです。


・お紋
真山さん演じるお紋、美しい!とにかく美しいです。ハナレウシよりも一層美しくなっていませんか!?

今回、ずっと「本当にこの人は味方なのか?」と疑い続けていましたが、やっぱり、という感じで会津藩を裏切りましたね。自動的に新撰組の敵方に。
ところが、味方になったはずの大久保勢に、刀の戦いにこだわりすぎることを理由に殺されてしまいます…。要するに、大久保にとって用済み、だったのですね…。

個人的に、周平に「おばさん」呼ばわりされ、無言で激怒し、見返りポーズで睨みつける姿が、暗転された舞台の上ただ一人スポットライトを当てられていたシーンがお気に入りです(笑)。その場にいた隊士は血の引いた様子で、慌てて周平を退場させていました。
そして、相変わらず殺陣がかっこいいです。


・お嬢
自称・関東では名の知れた盗賊。今は京で掏りをして生きています。幼いころから武士に憧れ、新撰組に入隊を志願し、土方さんに追い返されるものの…という感じの、オリジナルキャストです。

はじめは普通の町人の娘風な出で立ちですが、次に登場するときにはなぜか忍者風の着物を身につけています。「どうだ、かっこいいだろ」と忍者っぽいかもしれない決めポーズをしますが、土方さんに「一昔前の格好だな」と言われています(笑)。
ちなみにこのポーズ、どうやら日替わりのようです。

BARAGA-鬼ki-の中では、幕末用語を分かりやすくネタで説明している箇所があります。
「間者」は密偵のことだと知っている私は、お嬢が「かんじゃ…に?」とボケたシーンで、「に」を助詞かと思ってしまい、暫く全く意味が分かりませんでした。…というよりも、関/ジ/ャ/ニ/∞がとっさに浮かびません…。若い娘として、どうなの私。

お嬢は、正直、前半はあんまり好きじゃないと思いましたが、かなり重要な役割を果たしていますし、観終わってみると、「お嬢可愛い、かっこい…」となっていました(笑)。ごめんね、お嬢。


・弥太(近藤周平)
土方さんのとっさの思いつきで近藤さんの養子”近藤周平”になってしまう子どもです。
源さんをじじい呼ばわりしながらも慕っていたり、沖田さんと楽しそうにチャンバラをしていたり、微笑ましいです。
それにしても、まいこさんはやたらとテンションの高い役が多い気がするのですが…。


・源さん(井上源三郎)
その場の勢いで、周平の面倒を見ることになってしまった源さん。成り行きでしたが、結構可愛がっていて、じじいと呼ばれるたびに「私はじじいではない」と反論するのがお約束に。
さらに「私、あの子の中で凄く弱い設定なんです」。

ですが、新撰組が戦いの真っ只中に突入した時、源さんは周平をかばって銃弾を受けてしまいます…!それでも、敵を倒すため、というよりも周平を守るために刀を振るい、「こいつ、不死身か…!?」と、どよめく敵を全て倒します。
周平 「じじい!いつもは弱いのに、強かったな!!」
源さん「だから私はじじいではないと…。…いや、じじいでいいや…」源さんの表情が寂しげな笑顔に見える…

周平 「じじいは、不死身だったのか!?」
源さん「はは、知らなかったろ」
周平 「すっげえな!!おいら、強くなって、じじいみたいな、すっげえじじいになる!!」
源さん「ああ、そうだな…」声に力がない。階段に倒れこむように座る。
源さん「それより…そうだな、お前の故郷の話でもしてくれないか?」周平が隣に座る。
周平 「そうだな…おいらの故郷は、すっげえ田舎で、おっきーい山があって、きれーいな池があった」
源さん「大きい山と、綺麗な池か…。懐かしいなあ…」
周平 「何で懐かしいんだよ?おいらの故郷の話だぞ?」
源さん「はは、そうだな…。それで…?」

暗転。

花道の方から、土方さんたちがやって来ます。
「あれは…源さんと周平か?」

近寄っていくと、ぐったりと頭を落としている源さんと、ひとりで喋っている周平が並んでいる。
周平に話しかけ、源さんの様子を確認する。
周平「じじいと、おいらの故郷の話をしてたんだ!なあ、じじい!じじい!!いつまで寝てるんだよ、じじい!!」

……………。

土方「源さんは、死んでいるんだ。泣くな周平。そして、よく見ろ!これが、武士の死に様だ!!」

源さん…。
最期まで座った姿勢のまま、おそらく周平の気付かないうちにと思って、静かに息を引き取った源さんの、強さと優しさと、戦うものの悲しさを感じ、目の奥が熱く痛みました。無論涙付き。周囲でも鼻をすする音が聞こえてきました…。


割と短い期間内に、「メモリーズ4」と「BARAGA-鬼ki-」を観て気づいたのですが、泣くときに、いつの間にか涙が流れているパターンと、目の奥が熱くなり痛みを伴う割に涙は少ないパターンとあるのですね。


BARAGA-鬼ki-、笑って笑って笑って泣ける舞台でした。大好きです。ありがとうございます!
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2009/05/19 22:25 | Comments(2) | その他舞台・役者さん関係

コメント

感想で気付いたのですが、ほぼ薄/桜/鬼と設定が一緒です。沖田さんの一人称が『俺』のとことか。まぁゲームではカタカナ表記の『オレ』ですけど。

やっぱり源さんは良い人ですよね・・・。読んでて私まで泣きそうになってしまいました。
原田さんの槍もカッコいいですよねv槍特有のあの構える姿が大好きですv

な・・・永倉さんが『私』・・・
想像つきません。
私の脳内では永倉新八=ゴリマッチョですから。。。←

近藤さんは良いお父さんだと思います。新撰組の大黒柱。でも土方さんの尻に敷かれている。そんな近藤さんだからこそ新撰組の隊士もついていけたんでしょうね・・・あ。また悲しくなってきた・・・

斉藤さん!!なんと!髪が長いとは。
み、MI・TA・I!!
・・・いやいやいや、観たい!!
私もDVD買ってみようかなぁ・・・
一ちゃんも大好きです(笑)

土方さん・・・鬼の副長・・・
この人も大好きです。一番新撰組の先のことを思って行動している人だと思います。BARAGA-鬼ki-ではそんなに熱い設定なんですか!これまた是非観てみたい・・・
やっぱりDVD買おう。うん。

伊藤さんと平助がそんなに仲が良い設定というのも気になりますね。
平助は伊藤派について行ったのですから、そういうのもありな気がします。

ヅラー!!
いや。桂さん!!
桂さんていつもそのポジションのような気が・・・。私の知ってる物がその傾向なだけなのでしょうか?
でも太刀筋を説明なとこは嬉しいですねv


コメント書いてるうちにだんだん観たくなってきました。
気になっていたんですけど、知ったのが遅かったんですよね^^;
お金があってDVD発売されたら買ってみようと思います。その時は一緒に語りましょうね。

では~
posted by 奈緒 at 2009/05/21 23:49 [ コメントを修正する ]
こんにちは!!読んでくださって、ありがとうございます!!

ところで、私の拙い文の所為で、変に伝わってしまっているかもしれません・・・。
伊東と平助は、一緒にいるシーンも多いですが、平助が一方的になついている感じです。
そして、近藤さんは土方さんの尻に敷かれている感じではないんです・・・。
この2つだけは、分かって欲しくて、改めて書かせていただきました。文章力が欲しいです・・・。


この作品、本当にお勧めです!!是非DVDででもご覧になってください!!(bambooの回し者では決してありません)
私も、奈緒さんとともに、BARAGA-鬼ki-を語りたいです!!

それでは、また・・・!
posted by ゆーり at 2009/05/24 09:51 [ コメントを修正する ]

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