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2025/02/23 12:20 |
メモリーズ4

「メモリーズ4」観ました!12日の昼公演です。誠治郎さんとハッチの遙か以外の作品を初めて生で観ました。
今日は、コンタクトよりも見やすい眼鏡をかけて行ったのですが、O列(15列目)からは顔がよく見えませんでした…。視力が悪化しているやもしれぬ…。

以下、盛大にネタばれです。DVD待ちの方もいらっしゃるでしょうから、念のため反転。



最初の方に出てきたのは、すぐに誠治郎さんだと分かりました。
次に出てきたかっこいいダンスの集団…この中にハッチがいるのか?あの人は違う、あの人も違う…と消去法で絞っていったものの、決定的なものがない。ですが、自分でも意外でしたが、喋りだしたら、すぐに声で分かりました。
ゆーりの心の声「水色がハッチ。頼むから着替えないでくれ…」

メモリーズというのは、死に面した人の記憶を「イカしたもの」に入れ替えて、ゴキゲンに旅立ってもらう…ということをする地下組織。ただし、クライアントは新しい記憶と引き換えに、今までの一切の記憶を失う。

今回誠治郎さんが記憶を入れてもらうクライアントの秋吉孝(あきよしたかし)役、ハッチはメモリーズメンバーの一人、多田一平役です。

孝は28歳。末期がんで、ろくでもない人生を消したいと言う。メモリーズのもとに届いた資料によると、窃盗・恐喝…など、なかなかとんでもない文字が並んでいる人物。相当ガラが悪いです。
一平は、弱いというか、へたれというか、いじられキャラ。若干かわいそうな感じです。細身のTシャツを着ているので、いつも以上に細く見えます。その細いハッチが、ダンス中に女の人を抱えあげるからすごいです。(あ、袈裟を着たベッキーより軽いか…)

ストーリーは、ズバリコメディーです。地味に面白いものから、噴き出すようなもの、さすがに不発なもの…とにかく大小の笑いがぎっしり詰まっていました。

孝は、希望の記憶を聞かれたときに「強くなりたい」と答えてしまったばっかりに、発想のずれてるダグラス・ステンレス博士にブ/ル/ー/ス・リ/ー風な記憶を入れられてしまった所から悲劇…否、喜劇が始まってしまいます。
最初以外、孝はブ/ル/ー/ス・リ/ー風な黄色い上下の服で過ごしています…。
途中でヌンチャクを使うシーンがあるのですが、それを壊してしまい、会場は爆笑!!私は何が起きたのか分からず呆然…。
後から、何度か見ている方に聞いたのですが、あれはアクシデントで、本当は成功するはずだったようです。

個人的に一番ツボだったシーンは、ブ/ル/ー/ス・リ/ーと戦うべく現れた3人のくノ一に扮したメモリーズメンバー。
1人目が流暢な英語で喋りだし、博士が急いで字幕を持って登場!(笑)
次に2人目は素晴らしい韓国語を!博士が字幕を持って…来たけれど、字幕までハングルだよ!!
そして、3人目。今度は何語かなと思っていると…日本語!?てか、博多弁!!
リーダーは「博多弁通じるわけねえだろっ!!」と突っ込むものの、ブ/ル/ー/ス・リ/ーは博多弁で返事。「通じたよ!!」とリーダー驚き。(笑)
すみません、博多弁も慣れない言語で聞き取れませんでした…。
ブ/ル/ー/ス・リ/ー(孝)は誠治郎さん。誠治郎さんは福岡出身…。この舞台の脚本、他にもちょいちょい出演者さんの特徴を取り入れています!韓国語を話すくノ一も、韓国3/4クォーターの方ですし。

そんな調子で、ドタバタを繰り広げたのは、入れ替えてしまった孝の記憶をもとに戻すため。孝の彼女がメモリーズを訪ね、元に戻すように頼んだんです。それには、ブルース・リーとして生きた記憶をリアルにする必要がありました。
とはいえ、記憶の入れ替えを依頼したのは孝自身。元の記憶を戻しても、また記憶を入れ替えたい人間に戻るだけではないか?

孝は、記憶を入れ替えたら、自分の兄を呼ぶようにメモリーズに言い残していました。やって来た兄、浩一郎が言うには、孝が人の道を外れて行ってしまったのは、自分が孝に言った一言が原因ではないかと。

そこでメモリーズは、孝の記憶を戻すときに、浩一郎の記憶も一緒に入れ、本当の気持ちを知ってもらえばいいと考えました。

…というわけで、その辺りの兄弟2人の記憶の再現シーンがあったのですが、気持ちがすれ違っていく過程とそれぞれの心情が手に取るように分かって、気付いたら涙が頬を伝っていました。それほど泣いている自覚はなかったのですが、思ったよりも滲んだ涙の量が多かったようで…。
切なくて。悲しくて。胸が締め付けられて…。

そして、記憶を入れ替えるための眠りから覚めた孝のもとに、浩一郎が近寄り、不器用に、少しずつ話しかける。
言葉に詰まった浩一郎に、孝が口を開きます。「…兄貴の言いたいこと、分かるよ。でも、言って」

…と、ここでまた胸が締まるような、でも少し暖かいような気持ちになって、再びぐっときました。
今まであまりコミュニケーションを取れていなかった兄弟が、初めて本心をぶつけ合い、許し合うんです。よかったなぁ…。でも、もう少し、早ければなぁ…。

このあとに、彼女に頼まれて、孝はプロポーズをします。孝はもう長くないことを、お互いに知りながら…。切ないです。

でも、孝は去り際にコメディーの空気に戻していったのは、さすがです…!

最後に、キャスト一同での歌があるのですが、カーテンコールが無かったのには驚きました。キタムラさん系の作品ばかり観ていたので、カーテンコールは絶対にあるものだと思っていました…。

全体を見て思ったのですが、誠治郎さん…孝が主人公でしょう!パンフなどでは博士の次になっていますが。
ネタシーンとは言え、アクションがかっこよかったですし、大満足です。
一平は…あんまり目立つシーンはありませんでしたが、ダンスが良かったです!

いろいろと、やられた!と思いましたね。笑って、泣ける舞台でした。
幸せなことって?人にとって一番つらいことって何?…などとしばらく真面目に考えてしまいましたし。


毎度のことながらまとまりのない文章で申し訳ないです…。
何か思い出したら、また書くかもしれません。
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2009/04/18 23:00 | Comments(0) | その他舞台・役者さん関係

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